とっておきのテクニックを紹介します。私が仕事生活をするなかで見つけたものです。誰にでも今日から始められて、効果絶大なそのテクニックとは・・・
「やりかけで一日の仕事を終える」
多くの方が「区切りの良いここまでやったら、仕事を終えよう」と仕事をしているかと思います。しかしめっぽう区切りが悪いところでやめちゃうのです。たとえば文章を書いているとき、「今回の訪問を経て、私が感じたのは、」と書いたところでパソコンを閉じて仕事を終えます。これだけのことが驚くほど仕事の質を高めてくれます。
このテクニックに気が付いたのは、まだ私が若いプログラマだったときのことです。”If (a = b) Then “と書いたところで友人が「飲みに行こうぜ」と声をかけてきました。私は「オッケー。ここまで書いたら行こう」と答えたのですが、「お前のここまではあてにならない。」とIf文を書きかけの私のパソコンを閉じてしまいました。私は気持ち悪さを感じつつ飲みにいったのですが、翌日になってとても良い効果があることに気がつきました。
まず翌朝、最初におきたこと。パソコンを開くと書きかけのIf文があります。「しょうがねぇな」とプログラムの続きを書きはじめて気がつきました。いきなり仕事をスタートできるのです。仕事始めはなんとなくエンジンがかからないというか、うだうだしがちな私。しかし、やりかけの仕事があるとあっさり仕事に入ることができました。
次に気がついたのが、完成までのスピードが速い。昨夜は数時間かけて1本のプログラムをつくっていました。その時のスピードを考えると、あと1-2時間くらいでかかるかな、と思っていましたが、数十分であっさり完成。おそらく朝のリフレッシュした頭が良くまわったのでしょう。
さらに良かったのがプログラムの質も高いのです。新しく書いたコードに誤りは少なく、これまで書いていた部分の間違いもサクッと気がつきました。またより高速なアルゴリズムも気がついた記憶があります。おそらく夜のうちに頭の中で熟成されて良くなるのだと思います。
このように良いことづくめでした。これは企画の検討、スケジュールの作成など各種資料作成にも有効でした。始めてみると、良いことはまだまだ続きます。残業が増えてしまうのは、1時間で終わると思った仕事が2時間かかってしまったなど、作業時間の見積もりミスに理由があります。また、90%終わったと思ったのに、あとから振り返ると実際には50%だったということもよくあります。こういったことが残業を産むわけです。しかし、やりかけで終わる作戦をとると、決まった時間にぴったり終わることができます。なにせやりかけなので、その時間になったら終わっちゃえば良いわけです。
こんな良いことづくめの「やりかけ」ですが、ひとつ問題が残ります。途中でおわる気持ち悪さです。私の場合はやってみたら割と平気でした。だけど、人によっては気持ち悪いというかもしれません。しかし翌日には前日の気持ち悪さを上回るスッキリ感を味わうことができるのできっと大丈夫です。
だれでもできて効果絶大なこのテクニック。ぜひお試しください。

2025年8月25日
アストロライフ合同会社 代表
丹羽雅彦