梅雨明けの晴れた先週の午後、買ったばかりの新しいシャツを着て街に出かけた。気分をあげたいから、私は毎年、少しずつ服を買い替えるようにしている。新品のシャツは気持ちが良い。そんなウキウキ気分でランチにイタリアンレストランに入った。パスタ好きの私。この日はオイルたっぷりのペペロンチーノを注文した。そして事件はそこで起きたのである。あれほどシミをつけないように注意深く食べたはずなのに、食べ終わると盛大なシミがおろしたてのシャツに数箇所も見つかった。
「やっちまった・・・」
スパゲッティを食べる時、私はいつもフォークとスプーンを使っている。その方が食べやすいからだ。一口で食べるようまとめられて服にシミを飛ばすこともない。しかしその日は違った。SNSで「イタリアでは、スプーンを使ってスパゲッティを食べるのは子供っぽいとされる」という投稿を読んでしまったのである(余計な情報はいつもSNSからだ)。日本男児たる私がイタリアンダンディにバカにされるわけにはいかない。こうして私はフォークだけでペペロンチーノに挑み、大敗を喫した。
そこから私のリベンジに向けた挑戦が始まった。まずは情報。ネットで調べてみると、たくさんの「スパゲティの飛び跳ねを防ぐ方法」が披露されていた。その中で私の目をひいたのは、すいエんサーの方法。すいエんサーとは惜しまれながらも終了したNHKの人気番組。娘が小さな時は「パンケーキをふっくら焼く方法」など、たくさんの情報を教えてもらった安心・安定の番組である。そこでレクチャーされた方法を頭に叩き込んだ(その方法は後述する)。
なんども頭の中で食べ方をシミュレートし、日曜に再チャレンジすることにした。目指すは横浜駅のイタリアン。注文はもちろん先週食べたばかりのペペロンチーノ。出された紙ナプキンには目もくれず、私は丸腰でペペロンチーノを食べ始めた。
出足は上々。何度もシャツを確認しながら食べる私の姿を、見て見ぬふりをする隣の女子二人組。半分まで食べた時点で、まだ服にソースは飛んでいない。
「気を引き締めていこう」
まだ戦いは始まったばかりである。自分に言い聞かせながら食べ進んだ。8割くらい食べたところで、まだシミはついていない。
「ゴールが見えてきた」
極度の緊張が私を襲う。そして最後の一口を食べ終わり、シャツにソースが飛んでいないことを確認した私は歓喜に包まれた。戦いに勝利した私は、清々しい気持ちでイタリアンレストランを後にした。ペペロンチーノの味がどうであったかは、まったく記憶にない。しかし来週は強敵トマトソースとの対戦が待っている。さらにはラスボスであるカレーうどんとの戦いも控えている。まだ、ここで油断するわけにはいかない。
スパゲティのソースを飛び跳ねを防ぐ方法
すみません。かなり高揚してしまい余計なことを書きました。大事なことはここからです。私が実践した「スパゲティのソースの飛び跳ねを防ぐ方法」を紹介します。
- いつもよりテーブルから離れて座る
- スパゲティの皿をテーブルの奥の方に置く
- フォークの一番下の歯に、4本だけスパゲティをひっかける
- お皿の端の方に、フォークをもっていく
- お皿の端ので、フォークを縦にしてくるくる巻きつける
- 一口でスパゲティを口にいれる
ソースの飛び跳ねの一番の原因は、口に入れる直前に麺が振り子のように揺れることと思います。この方法で小さくフォークに巻きつけることでソースが飛ぶこともなく、無事に食べることができました。
さらに、もう一つ。シミをつけた時の私の対処方法も、念の為ご紹介します。
シャツから油のシミを取る方法
これまでありとあらゆるシミ取りの方法を試してきた私。油のシミには一番効くのが「食器洗い用の洗剤」です。原液だとキツすぎると思い、洗剤は薄めて使っています。薄めた洗剤をシミの箇所につけ、ぬるま湯も一緒につけます。そして濡らした布で優しく叩きます。こすってしまうと色落ちするので、やさしくトントンするのがコツ。あとは水で流した後に洗濯機で洗います。用心深い方は表をたたくのではなく、濡らした布の上にシミがついた部分をのせ、布の裏から叩く、という方法もあります。これで大概の油染みは落ちます。どのシミ取りよりも効果的でした。また水性のシミは「手洗い石鹸」がおすすめです。やはり洗濯機で洗う前に、石鹸をつけて濡らしてトントンするとよく落ちます。
ぜひお試しください!これ大事。

2026年7月27日
アストロライフ合同会社 代表
丹羽雅彦