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修羅場を切り抜けるマジックワード

長いこと仕事をしていると、修羅場と思える事態を誰しも経験しているんじゃないでしょうか。私もお客様とのたくさんのプロジェクトを推進してきたので、やっぱり私にとっての修羅場を経験してきました。

納期に間に合わないことが突如わかった。交渉の場で厳しい条件を突きつけられたが引き返せない。チームメンバーが不祥事をしでかした。パターンはさまざま。仕事を始めたばかりの頃は「もうダメだー」とオロオロしていました。いま風にいうと「オワタ」でしょうか。でもこういうことが積み重なってくると、だんだんと自分なりの対処方法が見つかってきて、割と落ち着いていられるようになりました。もうダメと思える経験を何度もしても、なんやかんや、いまだに無事に働いていられる事実がそうさせているのかもしれません。

危機的な状況で平気な顔をしていられるのは、ベテランの特権みたいなものです。まわりがあわてふためいているときに、どっしり座って場を落ち着かせることができるのは、シニアが職場に貢献できることの一つなのかもしれません。

ピンチに発動するマジックワード

そんなヤバい事態におちいったとき「思考停止にならないためにマジックワードを持っておくと良い」とどこかで読んだことがあります。「落ち着け」でもなんでも良い。その言葉をを自分に呼びかけることで、いったん平静を取り戻す呪文みたいなものでしょうか。そのことを知ったとき、実は私も同じことをしていたことに気がつきました。つまり私にもマジックワードがあるのです。私の復活の呪文はこれ。

 「そうきたか・・・」

ちと不謹慎ですが、感覚的には

 「そうきたか・・・(笑)」

に近い感じ。これを自分にいうと、目の前で起きていることが、なんだかネタのように感じられ「トラブルが終わったら誰に話そうかな」とか「どんなストーリーで話すと面白いか」とか、考え始めたりします。ポンと目の前の事象と自分が切り離されて、少し遠くから見るようで落ち着けます。修羅場といえる状況は、時間を経ると思い出になったり武勇伝になっていきますよね。マジックワードをつぶやくことで、そんな未来をちょっとだけ楽しみにしている自分を見つけるのでしょうか。

私はつねづね「仕事とは壮大な思い出づくりである」と思っています。そんな仕事観がそうさせているのかもしれません。うーん。やっぱり不謹慎かも。

2026年8月3日
アストロライフ合同会社 代表
丹羽雅彦

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